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起こってる 工事現場も 高齢化

[今週の繰言]   七十二候:  菊花開  長年空き地だった自宅裏の土地で住宅建設が始まった。始まったのは良いのだが、作業員が結構なお年寄りばかりでしかも土曜日作業。人手不足なのか偶々だったのか判断できないが、かなり苦しい現場の様に見えました。工事の皆様、どうかご安全に 起こってる 工事現場も 高齢化 (刻空)

思考ダダ洩れ爺さん

[日々の繰言]  「目かすみ、口ゆるむ」  10年くらい前、調べものをするのに東京の国会図書館に頻繁に通った事がある。平日のみ開館なので、利用者は研究者、大学生、切羽詰まった調査員 (ワタシだな) などが中心だと思うのだが、 (たぶん引退した) 老人も多かったりする。基本は閉架図書館だが、一階には開架式で「基本図書」を自由に利用できる閲覧室がある。ワタシの調べものは主にその部屋で用が足りたので、4人掛けの長机に調査資料を広げていた。  ある日、ワタシの隣の机で、学生風の男性と初老の男性が調べものをしていたのだが、 初老の男性は資料をめくるたびにページに顔を近づけたり遠ざけたりしながら「ほお」「そうかそうか」「えっ」「なるほどねぇ」という相槌を打つ 。さほど大きな声ではないのだが気に障る。当時もう半老人のワタシでもイラつくのだから、同じ机に座っていた若い学生にはたまったものじゃない、ついに切れてしまった「おい、いい加減にしなよっ!」。結構な大声で怒鳴ったので何事かと司書がすっ飛んできたが、若い学生は司書に「すみませんでした」とすぐに謝り、荷物を手早くまとめて出て行った。それを見ながら件の老人、「常識のないやつだねぇ」やれやれと首を横に振る。 「ジジイ、オマエが原因だろ」 と言いたくなったが、まぁ止めておいた。  「昔からの言い伝え」には、後から「ああ、そういう事か」と納得するものがある。 「年を取ると『目かすみ、口ゆるむ』ようになる」 という言い伝えを引いたあるエッセーでは、「口ゆるむ」を「食べたモノが口の端からボロボロこぼれる様になって悲しい」という意味で使っていたが、 図書館のその光景を見て、「ああ、これも『口ゆるむ』ってやつか」と妙に納得した 。  先日、自室で本を読んでいて「 はぁ、なるほどねぇ 」という声が自分の口から出てしまった。何だよ、あの「思考ダダ洩れ爺さん」とおんなじじゃん。以前から「目かすみ」だったけど、ついに「口ゆるむ」まで来てしまったか。ガックリだよ。

「最後の注文」 グレアム・スウィフト

[読書の繰言] 「ミステリ美術館」 著:森英俊     ISBN4-336-03633-0 (読了:2016年09月11日) ざっとブラウズしても楽しい。「薀蓄が有りながら、恥じらいもある人たち」の話は楽しいね。 「最後の注文」 著:グレアム・スウィフト     ISBN4-10-590050-1  (読了:2016年09月11日) ストーリーも良い。裏表紙のイッセー尾形の推薦文も良い。翻訳も良い。つまり良い本。 「しみじみ読むイギリス・アイルランド文学」 著:阿部公彦     ISBN978-4-7754-0137-8 (読了:2016年09月11日) 1話目は躓いたが、その後は好い感じだ。このシリーズは期待できる。