徹夜のインフラ・ヒーロー
[仕事の繰言] 炊飯器に負けた男 今でも「20xx年問題」はマスコミご用達の便利な話題として時々思い出した様に取り上げられるが、こいつの元祖が「 2000年問題 (Y2K) 」だった。 当時コンピュータが採用していた「年」の形式は西暦「下二桁」。2000年明けのタイミングで「99」->「00」になるため、コンピュータが「 1900年おめでと~。おや、このファイル、未来の日付じゃね?やばいじゃん、エラー出したろ 」系の異常が多発するかもね、と予想されたのが切っ掛け。 これをマスコミが針小棒大に騒ぎ出し「人類の危機」と恐怖をあおった 。「ICBMのシステムがエラーになって核ミサイルを誤発射して核戦争勃発っ!どうするんだよ~」と 無責任極まりない 。 (「ノストラダムス大予言の成就じゃぁ」という人まで現れて。でもさ、あれって1999年7の月じゃなかったけ?) 。 ワタシの職場での影響評価は「問題なし」。装置に「Y2K問題対応済み」シールを張ってめでたしめでたし。しかしITがメイン事業の会社だったので、他事業部の SE達は対応で疲労困憊だった。更に酷い事に1999年末~年明けの現場徹夜待機が必須になった らしい。それを見込んだ夜食の売り込み 「2000年問題対応弁当」なる狙った名前 のポスターを見たときは、笑っていいのか、呆れていいのか判断に困った。商魂たくましいのはいいけどさ。結局、 大した問題も起こさず世界が2000年の正月を迎えられたのは、彼ら「見えないヒーローたち」のおかげだ 。 その2000年正月。自宅の自作PCの電源を入れたのだが、立ち上がらない。カミさんに言うと、「え~、炊飯器 (のタイマー) はちゃんと動いていたよ」。そして、うふふと笑って「 あーぁ、アナタ、 炊飯器に負けたんだね 」。原因はY2K問題とは全く関係なかったのだが、それからしばらくは「炊飯器に負けた男」として家庭内で勇名を馳せたのは、言うまでもない。 次回最新は「2038年問題」。さて、今回はどう煽りますかねマスコミの皆さん。