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ラベル(読書の繰言)が付いた投稿を表示しています

「伝説のハンドメイド・アナログシンセサイザー」 山下春生

[読書の繰言] 「米国人一家、おししい東京を食べ尽くす」 著:マシュー・アムスター=バートン     ISBN978-4-7678-1806-1 (読了:2016年05月04日) 「ニッポン最高!」系にしては内容はなかなか面白い。しかし筆者のような人たちがどうやって生計を立てているのか、いつも謎だ。 「大衆食堂の人々」 著:呉智英     ISBN4-575-71078-4  (読了:2016年05月04日) 根性ねじれてます。とても捻じれてます。そこがワタシは好きだね。 「伝説のハンドメイド・アナログシンセサイザー」 著:山下春生     ISBN978-4-416-11543-5 (読了:2016年06月04日) 何人たりとも想像だにしなかった、『初歩のラジオ』1977年連載記事の まさかの復刻。どの世界にも バカ はいる! (話の分かるやつとも言う)。

「奴隷のしつけ方」 M.S.ファルクス(ジェリー・トナー)

[読書の繰言] 「 日本の古典をよむ16  太平記」 著:長谷川端     ISBN978-4-09-362186-1 (読了:2016年04月17日) 内容は中世だが、語り口は「現代」といっても通用する。 (ワタシが古文に慣れてきただけかも知れないけどね。) 「奴隷のしつけ方」 著:マルクス・シドニウス・ファルクス(ジェリー・トナー)     ISBN987-4-7783-1475-0  (読了:2016年05月04日) たいへん愉快な内容なのだが、はて、この形式をとる必要があったかな。 「世界の美しい本」 著:海野弘     ISBN978-4-7562-4704-9 (読了:2016年05月04日) 実物を見たい!と思っても相手は希覯本だからなぁ。この写真で満足するしかないか。

「気象大図鑑」 ストーム・ダンロップ

[読書の繰言] 「ヴァンパイアラプソディー」 著:ひらいたかこ、磯田和一     ISBN4-488-01422-4 (読了:2016年03月20日) よくあるイラスト旅行記。ところで下世話な質問ですが、お二人のご関係は? 「驚くべき日本美術」 著:山下裕二、橋本麻里     ISBN978-4-7976-7287-9  (読了:2016年03月20日) 赤瀬川さんとのコラボ・日美応援団の人なのね。納得の内容。 「気象大図鑑」 著:ストーム・ダンロップ     ISBN978-4-88282-605-7 (読了:2016年04月17日) 眺めるだけでも良い。自然の本質は「暴力の美」であることがよくわかる。人間に自然を守る力などありはしない。

「宇治拾遺物語・十訓抄」 小林保治ほか

[読書の繰言] 「 日本の古典をよむ15  宇治拾遺物語・十訓抄」 著:小林保治ほか     ISBN978-4-09-362185-4 (読了:2016年01月23日) 前者は面白い説話集。後者はちょっと説教くさい。どちらも現代の話といっても通用する。 「世界ノ夜景」 著:丸々もとお、丸田あつし     ISBN978-4-478-07847-1  (読了:2016年01月23日) 悪くは無い。悪くは無いが自分の財布では買わない本。わかるでしょ。 「万能の天才 レオナルド・ダ・ヴィンチ」 著:アレッサンドラ・フレゴレント     ISBN978-4-270-00203-2 (読了:2016年01月23日) 図版の置き方がちょっとだけ見難い(たぶん日本語版特有の問題だと思う)。レオナルドなんだから絵を中心に考えてね。お願いね。

「日暮らし」 宮部みゆき

[読書の繰言] 「江戸の科学力」 著:大石学     ISBN978-4-05-605270-1 (読了:2015年12月20日) 内容は常識的で意外性はないが、単純な江戸礼賛にとどめていない点に好感が持てる。 「刑事の子」 著:宮部みゆき     ISBN978-4-334-92779-0  (読了:2015年12月20日) 「東京殺人暮色」の改題作品だというが、内容をぜんぜん覚えていなかった。著者の初期作品である事を念頭にお読みください (予防線) 。 「日暮らし (上)(下) 」 著:宮部みゆき     ISBN4-06-212736-9/ISBN4-06-212737-7 (読了:2016年01月10日) シリーズものなので既視感がある。主人公の語り口が軽妙で良い。これはそれを楽しむ物語だ。ちょっとストーリーに難があるが、野暮は批判は無しなし。

「月光」 林完次

[読書の繰言] 「月光」 著:林完次     ISBN978-4-04-874079-1 (読了:2015年10月04日) 「平凡」だが、それが素晴らしい。読む方に心の余裕がないと「平凡」はつまらなく感じるものだ。「すばらしく平凡であるということ」は特異な才能なのだろう。 「SF JACK」 編:日本SF作家クラブ     ISBN978-4-04-110398-2  (読了:2015年10月04日) 個々の作品の内容は良いのだ。問題は、このアンソロジーを企画した編集者の意図が分らないという点にある。 「日本語とはどういう言語か」 著:石川九楊     ISBN4-12-003697-9 (読了:2015年10月12日) 「書き言葉」と「話し言葉」の考え方は興味深いが、全体に「寄稿文のよせ集め」感があるのは何故だろう。

「地球の笑い方」 島村麻里

[読書の繰言] 「探偵家族/冬の事件簿」 著:マイクル・Z・リューイン     ISBN978-4-15-001746-8 (読了:2015年07月04日) ストーリーをちょっと長く引っ張りすぎかな。爺さんがよい味を出している。 「地球の笑い方」 著:島村麻里     ISBN4-478-94141-6  (読了:2015年07月04日) 良くも悪くも昭和泰平の放浪者。ロシア編は以前読んでいたが、何度でも笑える。 「 日本の古典をよむ14  方丈記・徒然草・歎異抄」 著:神田秀夫ほか     ISBN978-4-09-362184-7 (読了:2015年08月22日) 三作品とも「引退した老人の歎き」と言うのがいい味出している。老害回避の成功事例。

「マキァヴェッリ」 北田葉子

[読書の繰言] 「世界の夢の本屋さん」 著:清水怜奈、大原ケイ     ISBN978-4-7678-1147-5 (読了:2015年05月02日) お手軽本だが写真の雰囲気は良い。本屋はやっぱりクラシックな作りが一番だ。イギリスの本屋に一度は行ってみたかったなぁ。 「マキァヴェッリ」 著:北田葉子     ISBN978-4-634-35049-6  (読了:2015年05月02日) 内容に過不足無く、コンパクトで分り易い。これはもうけものだった。 「図説 ユダヤ教の歴史」 著:市川裕     ISBN978-4-309-76230-2 (読了:2015年05月02日) 内容は良いのに、写真のレイアウトに無頓着すぎる。編集者の責任だろう。

「ナンシー関 対談集:無差別級」 ナンシー関

[読書の繰言] 「ナンシー関 対談集:無差別級」 著:ナンシー関     ISBN4-309-01555-7 (読了:2015年04月22日) 得難い才能だった。 (付記:2002年6月没 享年39歳。あの異能はいまだに現れない。TVと共に去りぬ、か) 「暗号ミステリ傑作選」 編:レイモンド・T・ボンド     ISBN978-4-488-16902-2  (読了:2015年04月22日) 合理的な暗号だとストーリーがつまらない、面白いストーリーだと暗号が雑。両立は困難とみた。 「反知性主義」 著:森本あんり     ISBN978-4-10-603764-1 (読了:2015年05月02日) これは分りやすくてためになる。著者がオダジマ氏と同級生というのも、なぜか納得。

「ニッポンの二十四節季・七十二候」 環境デザイン研究所

[読書の繰言] 「 スペース・オペラ傑作選:太陽系無宿/お祖母ちゃんと宇宙海賊 」 著:野田昌宏     ISBN978-4-488-74301-7 (読了:2015年03月11日) 良かれ悪しかれ予定調和の物語だが、今となってはそれがいい。スぺオペを70年代に映画で蘇らせたルーカスはやはり偉大だ。 「ハイ・シエラ」 著:W・R・バーネット     ISBN4-15-001726-3  (読了:2015年03月11日) 映画のノベライズ文体が気に喰わないし、そもそも文体が古い。だけどストーリーが良いので許しちゃおう。 「ニッポンの二十四節季・七十二候」 著:環境デザイン研究所     ISBN978-4-416-80809-2 (読了:2015年04月22日) 内容が悪いわけではないが飽きてくる。夕方、酒を飲みながら30分間だけ愉快に眺める本だね、、、って、なんだ結局いい本じゃん。

「読むのが怖い!Z」 北上次郎、大森望

[読書の繰言] 「読むのが怖い!Z」 著:北上次郎、大森望     ISBN978-4-86052-107-3 (読了:2015年02月26日) 北上さん物忘れ激しすぎる、歳なんだねぇ。お二人のボケ突っ込みが冴えわたります。 「三屋清左衛門残日録」 著:藤沢周平     ISBN4-16-719227-6  (読了:2015年02月26日) 評価が難しい。「ジジイ、いい気なもんだな」という印象を受けたら読者の負け。私は負けました。 「江戸切絵図散歩」 著:池波正太郎     ISBN4-10-115668-9 (読了:2015年02月26日) 毎度の池波氏の過去賛美には辟易するが、内容自体はよい。本書は不幸だ。 (付記:ワタシも年をとり彼の気持ちがわかる様になってきたが、それだからこそ「やってはいけない」見本だとも分かる。 「高級な老害」が一番危険である )

「中国人物伝1」 井波律子

[読書の繰言] 「中国人物伝1」 著:井波律子     ISBN978-4-00-026775-5 (読了:2015年02月07日) 寄せ集め感はあるものの、この人の著作に外れなし。読ませる。 「人口の世界史」 著:マッシモ・リヴィ-バッチ     ISBN978-4-492-37116-9  (読了:2015年02月07日) 実に真面目な学術書である。ななめ読みで流すのは、ちょっと辛いね。 「古地図で歩く天皇家と宮家のお屋敷」 著:岡本哲志     ISBN978-4-582-94537-9 (読了:2015年02月07日) 建物探訪というよりも宮家の歴史入門としてためになる。

「これが日本経済<世界超最強>の仕組み」 三橋貴明ほか

[読書の繰言] 「これが日本経済<世界超最強>の仕組み」 著:三橋貴明、岩本沙弓     ISBN978-4-86471-097-8 (読了:2015年01月28日) 「もう経済評論家は何一つ信用できない」と確信できる一冊。 (褒めてません) 「東京山の手ハイカラ散歩」 著:大竹昭子     ISBN4-582-63367-6  (読了:2015年01月28日) 自分の過去の行動範囲にこれだけいろいろな建造物があったとは知らなんだ。ちょっと後悔。 「日本の美100」 著:コロナ・ブックス編集部     ISBN978-4-582-63441-9 (読了:2015年01月28日) 常識の範囲に収まっていて意外性は少ないが、対談に益あり。

「数学でつまづくのはなぜか」 小島寛之

[読書の繰言] 「 日本の古典をよむ13  平家物語」 編:市古貞次ほか     ISBN978-4-09-362183-0 (読了:2015年01月12日) 肩入れする相手が前半と後半で逆転する点が、良くも悪くも日本人の美意識だな。なるほど判官びいきか。 「数学でつまづくのはなぜか」 著:小島寛之     ISBN978-4-06-287925-5  (読了:2015年01月12日) 尻つぼみが惜しまれるが本文前半は大変素晴らしい。しかもなんと、 あとがきで感動してしまった 。 「平均的日本人英語」 著:ゆるゆる研究所     ISBN978-4-7700-4123-4  (読了:2015年01月28日) 有りそうで無かった切り口が面白い。著者グループがワシントン大学繋がりなのが果たして皮肉なのか、暫く考えてしまった。

「百億の星と千億の生命」 カール・セーガン

[読書の繰言] 「できそこないの男たち」 著:福岡伸一     ISBN978-4-334-03474-0 (読了:2015年01月12日) お進めできる内容。前々から思っていたが、彼の精神の根っこは女性なのではないか。今回その感を強くした。 「閉じこもるインターネット」 著:イーライ・パリサー     ISBN978-4-15-209276-2  (読了:2015年01月12日) 内容はかなり古いが、フィルタリングの弊害が分かりやすく書かれている。 しかし昔からネット関連論者の主張がこうも自己中心的なのは何故?そっちの方がよっぽど問題じゃね。 「百億の星と千億の生命」 著:カール・セーガン     ISBN4-10-519204-3  (読了:2015年01月12日) 最後まで無神論で生き抜いたセーガンは立派である。合掌。 (付記:本作品が遺作となった。原著は1997年発行だが、 メッセージはいまだに 古びていない。 )

「ローマはなぜ滅んだか」 弓削達

[読書の繰言] 「東インド会社」 著:浅田實     ISBN4-06-148959-3 (読了:2014年12月19日) 少し期待した内容とは違ったが構成はしっかりしている。なにより、大英帝国の「繁栄の負の部分」がよく分る。 「ローマはなぜ滅んだか」 著:弓削達     ISBN4-06-148968-2  (読了:2014年12月19日) 今 (付記:2014年) から見れば実に常識的な結論。1989年発行という時代の限界であろう。25年間で随分と歴史観も変わった。 (付記:更に12年後のいま。歴史観はひっくり返りつつある) 「我輩はカモである」 著:ドナルド・E・ウェストレイク     ISBN4-15-071359-6  (読了:2014年12月19日) ウェストレイクさん、遠慮しちゃだめですよ。

「ママに捧げる犯罪」 ヘンリー・スレッサー

[読書の繰言] 「世界を変えた17の方程式」 著:イアン・スチュアート     ISBN978-4-7973-6970-0 (読了:2014年11月01日) 各章最初の見出しが分かりやすい。イギリス人らしい皮肉が光る。 「ママに捧げる犯罪」 著:ヘンリー・スレッサー     ISBN4-15-000846-9  (読了:2014年11月01日) ちょっと洒落た感じが今となっては恥ずかしい。時代とともに葬られるべき作品だったかもしれない。 「はじめての宗教論 左巻」 著:佐藤優     ISBN978-4-14-088336-5  (読了:2014年11月01日) 右巻ほどの衝撃は無し。しかし、キリスト教 (カソリック?) 理論の根本的な考え方はロジカルナンセンスの極北だねぇ。

「歴史上の本人」 南伸坊

[読書の繰言] 「歴史上の本人」 著:南伸坊     ISBN4-02-264231-9 (読了:2014年10月19日) 馬鹿々々しさが突き抜け天才に!! エンターテイメントが哲学に転化している。脱帽。 「自壊する帝国」 著:佐藤優     ISBN978-4-10-133172-0  (読了:2014年10月19日) やはり本物のリベラルアーツは不滅だ。四半世紀を経て地金が輝いている。 「シャーロック・ホームズの科学捜査を読む」 著:E・J・ワグナー     ISBN978-4-309-20517-5  (読了:2014年10月19日) 淡々とした記述が大変よろしい。無理がない。

奇跡の本棚

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[読書の繰言:戻らぬ日々 5] 「早川書店」奇跡の本棚 (時期:1980年代末期)  子供の頃から内向的だったワタシの友達は「本」だけだった。お金がなく「立ち読み」が目的のワタシは、店員から怒られないように隅っこに目立たないスペースのある本屋ばかりをハシゴしていた。独りぼっちの、でも至福の時間だった。  1985年に就職して関東に来ると「神田」というとんでもないブラックホールの引力圏に近づいたが、それでも行くにはそれなりの時間が必要。バブルに向かって駆け上がる日本の最末端サラリーマンに週末など無い。月に二回有るか無いかの休日に、最低限の必需品を買いに近くの商店街に行く。その帰り道、小さな本屋を見つけた。 「 早川書店 」 本に飢えていたワタシは引き寄せられるようにその本屋に入った。一見なんの変哲もない少し広めの「街の本屋さん」で、雑誌などを拾い読みしながら奥へ移動。最奥の、少し凹んだコーナーの棚に立った瞬間、あの至福の子供時代に還った。 その300冊くらいしか入らないコーナー棚は奇跡、奇跡だった のですよ 。「ワタシが本屋をやるのであれば揃えたい本」が全て揃っていた (嘘です。でもホントです) 。棚を横一列、視線を移すのだけであれだけ時間がかかった事は初めてだった。そのときは時間が無く慌てて引き上げてしまったが、それ以降、時間が出来れば「早川書店」に通うようになった。そのコーナーでの立ち読みは至福であったが、 ほとんど本は買わなかった。買う金ならある!だが、一度買ったら無限に買いそうな気がして怖かった。全く申し訳ない事をした 。  ワタシがその街を離れてから暫くして早川書店は閉店したようだ。店主である 早川義夫 氏の事を知ったのはそれからかなり後である。彼の「 ぼくは本屋のおやじさん 」(晶文社、1983年発行)に引いてある次の逸話が好きだ。 マンガ本棚を整理していた店主に、学生らしき客が声をかけた。 お客:「あの~、『思想』の本の棚はどこですか?」 店主:「うちに置いてある本は、全部、『思想』の本だよ」 「ぼくは本屋のおやじさん」 (晶文社、1983年) 前 袖に掲載の写真 (左端の人物が早川義夫氏。右ドアの奥に見えるのが奇跡の本棚です)

「桜ほうさら」 宮部みゆき

[読書の繰言] 「桜ほうさら」 著:宮部みゆき     ISBN978-4-569-81013-3 (読了:2014年09月21日) ストーリーはミヤベ節でマンネリ感は避けられぬ。でも語り口がやっぱりすごくいいなぁ。 「 日本の古典をよむ12  今昔物語集」 編:馬淵和夫ほか     ISBN978-4-09-362182-3  (読了:2014年09月21日) こりゃすごい。芥川が題材に選ぶのも納得できる。現代性すら感じられる物語たち。 「内乱記」 著:ユリウス・カエサル     ISBN4-06-159234-3  (読了:2014年09月21日) 悪くはないが「ガリア戦記」のレベルではないと思う。訳者の技量か、カエサルの衰えか、ワタシが馬鹿なのか。