投稿

おずおずと をとめのやうに くる秋に

[今週の繰言]   七十二候:  鴻雁来  東京では観測史上最長の9月連続降雨になったという。先日、久々に雨が降らなかったので近くの森林公園に散歩に行った。林を吹き抜ける清々しいそよ風に秋の虫の音が聞こえてきて、「ああ秋だなぁ」と思った瞬間、近くでセミが鳴き始めた。おい、どうした?大丈夫か! おずおずと をとめのやうに くる秋に      なにをしやがる 夏の落ち武者 (刻空)

ニッサンはいいぞ~

[まあ座れや]  謎の国際免許証  シリコンバレーに出張しだした2000年代中頃。最初は現地駐在員にアテンドしてもらって顧客巡りをしていたのだが、スケジューリングも難しくなり、駐在員に甘え続けるわけにもいかない。ともかく自分でクルマを運転できなければ彼の地での自力移動は不可能なので、さっそく国際免許証を入手した。「国外運転免許センター」で 初めて国際免許証を手にした時は物凄くガッカリした 。取得された方はお分かりだろうが、只のショボい「灰色の厚紙冊子」だ。 なんだいこりゃ?  それはともかくSFOのレンタカー屋さんである。満を持してパスポートと国際免許証をドヤ顔で渡したら、国際免許証だけ投げ返して一言、「 これはいいから、日本の免許証を見せて 」。ちなみに二回目からは日本の免許証しか出さなくなったが、SFOのレンタカー屋さんで文句を言われたことが無い。どゆこと? 見た目ショボい国際免許証は立場もショボい (因みに「両方そろって有効」がルールですから良い子は真似しないように) 。  当時のSFOの某レンタカー屋さんのスタッフは、毎回ターバンを巻いた (おそらく) インド系だった。そういうカーストでもあるのかよ、と疑うぐらい例外なし。借りるのは安いGMかフォードの小型車だったのだが、なぜか毎回、日産のセダンをアップセルしてくる。 謎の瞑想顔で 。 印:「プラス$15でニッサンにupgradeできるぞ」 日:「いえ、けっこうです」 印: (瞑想顔で) 「ニッサンは (ここでなぜか溜める) 、いいぞ~」 日:「知ってるよ」 (ニホンジンに力説するなっての) 笑っちゃうぐらいテンプレートの会話である。ああ、またサンフランシスコに来たんだなぁ。  それにしても、あの「 完全日本語にして数字以外ほとんど漢字どすこい仕様 」の日本の免許証を見て、彼らは一体何を確認していたのだろう?いまだに謎だ。ひょっとしたら、あの瞑想顔をすれば分かるのか?ああ、だからみんなインド系だったのね、納得。

「<食>で読むイギリス小説」 安達まみ、ほか

[読書の繰言] 「 日本の古典をよむ17  風姿花伝・謡曲名作選」 著:表章ほか     ISBN978-4-09-362187-8 (読了:2016年08月13日) 世阿弥の「ノウハウ集」的内容にちょっと意外性があった。後半のシナリオは読み応えあり。 「英国一家日本を食べる」 著:マイケル・ブース     ISBN978-4-7505-1304-1  (読了:2016年08月13日) 「米国人一家~」と比べるとスノッブな感じが鼻につく。そのあたり、やはりイギリス人か。 「<食>で読むイギリス小説」 著:安達まみ、中川僚子     ISBN4-623-04029-1 (読了:2016年08月13日) 原作作者のほとんどが女性なのに、本書で読むと女性性が感じられないのは、著者が学者だからか。でも、果たしてそれでいいのだろうか?