今もなぜか続いている

日記

(オリジナル公開日:2024年09月20日)

 2015年の夏至に父が身罷り、なにせ初めてのこと、暫くは葬儀やら手続きやらであわただしかったが、ふた月ほどして、やっと落ち着いて実家の整理ができるようになった。 

 そんなある日、実家の父の古ぼけた机の引き出しを開けたら、黒い表紙の「3年連用日記帳」が出てきたのでパラパラめくって見た。父の最期の三年間、まぁ大したことは書いていない。鉛筆書きでちょっと読みにくい父の筆跡を最終ページまで眺めていたが、裏表紙についていたポケットにワタシの証明写真が挟んであった。大学受験の時に撮影したと思われる、ダサい服を着た、だっさいワタシが写真の中で少し微笑んで写っている。元は白黒写真だが古い写真は本当にセピア色になるんだな。

 家を出てからたまにしか戻らず、碌に会話もしなかった父子。
 その日からワタシも日記を付け始め、そして今もなぜか続いている

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