ウソさえつかなきゃ死にはしないさ

盛れ!ともかく盛るんだ

 リストラ直後の就職活動で一番困ったのが自分の「売り」を探す事だった。中高年転職のジョーク「部長ができます」、あれは笑い事じゃない。一つの会社で(それなりに一所懸命に)働いてきた凡人は、名刺の左上が支配するオートマタだ。こりゃイカン。そこで必死に「売り」を探すのだが、何かの絶対的尺度(TOEIC 900点とか)が求められたらワタシは即蒸発だ。あるいはネットに出ている「プロとして通用するレベルはこれだ!」的なレベルはちと高すぎて、蒸発はしないが簡単に消し炭にはなる。汎用的な「売り」はワタシの様な凡人のアラフィフ(当時)には使えない。じゃあ、どうするのさ。120社に祈られ続けたワタシの結論は、「汎用」は諦め「手持ちカードの具体例」で攻めろだ。 

 121社目の申込が外資系半導体企業の営業職だった。直前の仕事が海外ベンチャへの営業・技術サポートだったので職域は近い。面接通知が来て腹をくくった。ここまで来たら失うものは何もない。パワポに今まで自分のやってきたことを「ウソにならないギリギリまで」盛りまくり、日本企業への売り込みはこうしろ!と大風呂敷を広げ、ワタシの経験が有ればダイジョーブッすよ(ニカッ)!と冷や汗で演技の30分。で、なんと採用された。 

 半年後、上司から「実はxxちゃん(ワタシのこと)の他に、同じ会社のyyさんも面接したんや」。おっとビックリ、yyさんの方が経験もスキルも上のはずだが、、。「彼のプレゼン内容に具体性が無かった。xxちゃんの方がウソでも迫力あったわ。でもな、あんとき言ったこと全然出来てないなぁ」。スミマセン。

  まぁ、そんでええのよ。

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