けっこう悩ましい問題なのよ
床屋オデッセイ
昔からファッションには全然関心のない人間だった。だから床屋の選択も有体に言えばお金の問題、必然的に近所の「激安1,000円!」な馴染みの床屋さんで毎回散髪していた。最後の仕事に就くまでは。
その仕事では長期出張が多く、2か月近く床屋に行けなかった京都ではさすがにヤバい!ということで、ホテル近くの床屋さんに飛び込みでエイヤッと入った。まったく見ず知らずの床屋は十数年ぶりで結構ドキドキしたが、始まってしまえばいつもと同じ感じであっさりと終わった(最後の「毎度おおきにぃ」が新鮮だったな。でもスマン、ここ初めてなんよワタシ)。
こういう事は始めてしまうと勢いがつくもので、他の地でもホテル近くの「昔からある町の床屋さん」で散髪する様になった。言葉づかいも世間話の内容も散髪以外のサービスも、それぞれ床屋さんで全然違うからそれがまた楽しい。激安床屋よりも料金は高いのだが、出張の疲れも癒せると思えば無問題。
さて時は流れ、引退した今はまた地元の床屋さんに復帰しようとしたワケだが、「激安1,000円!」な床屋は競争も激しいらしく、馴染みの激安床屋さんが潰れていて復帰できない想定外の事態に。ネットで探しているが床屋の評判は食べ物屋以上に毀誉褒貶がはなはだしく、口コミがまったく役に立たない。おっ、あの時の京都と似たようなシチュじゃん。地元で「飛び込み床屋探し」旅の始まりだね。
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