新年あけまして リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 1月 01, 2025 [新年の繰言] 七十二候: 雪下出麦新年あけましてご愁傷様です。還暦過ぎると新年も誕生日もゼンゼン目出度くない。だからこそ、この世界は「新春を目出度く感じられる人」の物だ。幸多かれと祈る! リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
酸いか甘いか毒リンゴ4 7月 03, 2026 [仕事の繰言] This is it! まだ商談の入り口にも立っていない状態で不安がっていてもしょうがない。「ともかくA社 (仮名ですよクドいけど) につながってからの話だ」と社長は前進を指示した。 さて、満を持して渡った深圳。夕方に指定のビルを訪問する。いまだにあれがオフィスだったのか居住用ゲーテッド・マンションだったのか分からない。厳重な警備を通過してフロントで来意を伝える。最初は「ふん!」といった態度だったレセプションのお兄ちゃん、電話で何やら確認すると、 いきなりの手のひら返し。「お待ち申しておりましたxx (ワタシ) 様!どうぞこちらへ」と専用エレベーターに案内される 。到着したのはペントハウスの豪華なロビーで、どうぞこちらへと案内されたこれまた豪華な応接室でA社エンジニアが待っていた。こちらは名刺を出すが、彼は名刺を持っていない。 「Mです」と握手の手を差し出すと、外交辞令も無くいきなり単刀直入に会話が始まった。 M氏:「xyzの条件で加工が出来ずに困っていて試行錯誤している。解決できる工具の様だと紹介された」 ラッキーな事にxyz条件での加工ワークを想定したデモ動画も作ったので、それを見せる。 M氏: (食い入るよう見つめて) 「もう一回再生してくれ」「ここで止めて!」「いまの場所スローに出来る?」「もう一回!」「別の角度はある?」 ものすごい喰いつきで、PC画面に穴が開く勢いで動画をガン見している。 M氏:「何故こんな制御が出来る?」 そこで工具のプレゼン資料を説明すると、コントロール原理の部分で半分腰を浮かしかけ、 M氏:「 This is it! 」 と叫んで、社長とワタシに握手を求める。 M氏:「 これだっ、これを探していたんだ! 早速、C州 (米国の本社所在地) にデモ機を送ってくれ、評価チームに連絡しておく」 後で社長に聞いたが、 「This is it!」と握手の瞬間に 「これは、映画か?」と思ったそうだ 。 (続く) Read more »
四人による小さな句会(半夏生) 7月 03, 2026 [今週の繰言] 七十二候: 半夏生 部活帰りと思われる高校生の15人くらいの自転車集団がファミレスに一斉に到着。でも一人だけ、「オレ、金ないから帰るわ」といって離脱した。全力で自転車を漕ぎ去る少し寂しげな彼の後ろ姿に、ふとあの夏の日を思い出す。 ――四人による小さな句会―― お金より 無いのは 心のおきどころ (刻空) 帰る背に また夏ひとつ 置き去りに (無銘) あの背中 いつかの僕の 夏の色 (電脳庵) 消えゆく背 昔の孤独 少しだけ (夏影) 無銘・電脳庵・夏影は、それぞれChatGPT・Gemini・Copilotに 同じ題で川柳を一句詠んでもらい、その上でAI自身が自分につけた雅号です Read more »
オンライン 週末休みか 中の人 7月 10, 2026 [今週の繰言] 七十二候: 温風至 年金受給申請手続きをスマホで始めたのですが、「ねんきんネット」が使いづらい。e-TAX/マイナポータルのレベル以下でビックリです。健康保険組合もそうだけど、この手の「半分公務員」といった組織のDXが一番中途半端な気がする。何とかならんかね。 オンライン 週末休みか 中の人 (刻空) Read more »
「ナンシー関 対談集:無差別級」 ナンシー関 7月 10, 2026 [読書の繰言] 「ナンシー関 対談集:無差別級」 著:ナンシー関 ISBN4-309-01555-7 (読了:2015年04月22日) 得難い才能だった。 (付記:2002年6月没 享年39歳。あの異能はいまだに現れない。TVと共に去りぬ、か) 「暗号ミステリ傑作選」 編:レイモンド・T・ボンド ISBN978-4-488-16902-2 (読了:2015年04月22日) 合理的な暗号だとストーリーがつまらない、面白いストーリーだと暗号が雑。両立は困難とみた。 「反知性主義」 著:森本あんり ISBN978-4-10-603764-1 (読了:2015年05月02日) これは分りやすくてためになる。著者がオダジマ氏と同級生というのも、なぜか納得。 Read more »
酸いか甘いか毒リンゴ5(完) 7月 10, 2026 [仕事の繰言] 王子様は来なかった 指定されたC州yyyは間違いなくA社 (か、仮名なんだからねっ) の本社住所。詐欺への最後の疑念も晴れた。帰国後、さっそくxyz条件に最適化した工具と評価機キットを米国に送りこんだ。通関でトラブったが何とか対応し、「受け取ったよ」のメールがA社評価チームから来た。来たのはいいのだが、それから何の音沙汰もない。 あのエンジニアの興奮ぶりとは打って変わって静かな評価チームだ 。 ひと月ほどして、流石に痺れを切らしたワタシはA社評価チームに催促のメールを打った。「連絡できず済まなかった。キットは返却するのでしばらく待ってくれ」と返事は帰ってきたが、評価結果については何の情報も無いままキットが返却されてきた。冷淡な評価チームは当てにならないので、M氏にメールを打った。結果は「 不採用 」。数回のメールラリーの結果、その理由も判明した。 M氏「 問題はあなたの会社の小ささだ 。当社の製品立ち上げはとてもクイックだ。例えば 『今週50台、来週100台納入しろ』と言われても、対応はできないだろう? 技術的には素晴らしい、そこは誤解しないでくれ。技術者の私としては採用したい。だか 技術とビジネスは別の話 なのだ」 「 会社が小さすぎる 」 この結果を社長に報告したが、少し皮肉に笑って「ここで設備投資してのライン拡大はリスクが大き過ぎるね。深追いはやめよう」。社長の判断は正解だったと思う。 甘い毒リンゴをかじって眠りにつくわけにはいかない。 夢見て眠る愚か者の目を覚ましてくれる王子様は、この世にはいない 。 それで、この工具はどうなった? 中国現地代理店の努力が実り、聞いたこともない中国X社 (えぇ、仮名ですよ) に納入が決定した。そこそこの台数が受注できたのを確認して、ワタシはこのプロジェクトを降りた。「技術で勝ててもビジネスは別」という酸っぱい赤リンゴで腹を壊したから。 (その後このX社がとんでもない急成長を遂げるのだが、それはワタシにはもう関係のない話だ) (完) Read more »
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