それはそれで「あり」かもね

[まあ座れや] 運命の午後4時

 最近、台湾のTSMCが熊本に工場を建てるという事で半導体産業が俄かに注目を集めている。ワタシも半導体業界で四半世紀メシを食ってきたのでそれなりの関心はあるが、ニュースの解説がメチャクチャなので、抱腹絶倒のお笑い話として楽しませていただいている。いや~面白いわ。

 リーマンショックの煽りを受けて日本の半導体業界が「溶けて」しまったのが2009年。だが2000年には既に日本の半導体業界は破滅の方向に進んでいた。ワタシのいた会社も同様で、2000年代前半には自力での業績回復の可能性が消えかけていた。そこで目を付けたのが台湾の会社との協業。(まぁ此度のTSMC騒動と似たようなシチュエーションで、全然進歩してないぜ日本よ。)

 2005年ころの話と記憶している。その台湾会社ご一同様が九州事業所に来工し打ち合わせを行った。董事長がそのミッションの代表で、こちらの工場長との事実上のトップ会談。ワタシは技術検討のサポート要員として参加した。午前の打ち合わせが終わり、昼食後のスケジュール確認で「午後4時から再開」と案内が出た瞬間に、日本側参加者全員の顔に大きく「?」が。やたら不自然なこの空白の時間はナニ?「台湾-日本じゃ時差ボケは無いよね?」「トップ同士で長いワーキング・ランチかな?」「まさか極秘の工場視察があるのでは?」「ひょっとして俺たち売り飛ばされるんじゃ?」と下々の我々はざわついた。いよいよ運命の(?)午後4時に打ち合わせ再開となり、台湾の董事長がにこやかに「いやー、お陰さまで良い昼寝ができましたわ(中国語です)」。全員ずっこけた。

 その董事長はかなりのご高齢で、通訳さん(台湾人)のお話では台湾では「昼寝」の時間が珍しくないとの事。まぁそれは良いのだが、お昼寝で元気になった董事長との午後の打ち合わせは20時まで続いたのです。今日はもう関東に帰れないじゃんよ!

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