二人いれば漫才ができる

[仕事の繰言] 初心者の使い道

 某企業で営業を請け負った事がある。特定のお得意様企業を巡回するタイプの営業で、ニッチ商材をコスト勝負で奪い合う典型的なレッドオーシャンだった。上司のAさんは10歳ほど年下でなかなかの切れ者。ある時、工場の不手際で納品遅れが発生。原因は技術的な単純ミスなのだが、ライバル会社から奪い取った仕事なので、技術ミスをお客に言うと心証が悪くなり再受注できなくなる事が予想できた。そこで「『営業の凡ミスでスケジューリング失敗しました』とすれば傷は浅くなるかも」とのA氏のアイディアを採用。ワタシはその時50歳中ごろ、年齢的にはベテランだがその分野では全くの初心者で、そこがねらい目

 ワタシ:この度は私のミスで大変ご迷惑をおかけしました。
 お客様:どういうことですかね。発注先を切り替えた私のメンツは丸つぶれですよ!
 Aさん:申し訳ございません。
     御社向けの生産を最優先で進めておりますのでの、あと1週間のご猶予を。
     xx(ワタシの事)の凡ミスで、材料手配を間違えたのが原因でして、、、。
 客:コストダウンはいいけど、困るなぁ。xxさんベテランなんでしょ?
 A:[私に向かって]まったく、素人じゃないんだからさぁ、なんで確認しなかったんだよ。
 ワ:申し訳ありません。てっきりz材だと思い込みまして、、。
 A:[私に向かって]50歳にもなってさぁ、満足な言い訳もできねえのかよ!
 客:あの、、。
 A:[私に向かって]全く、このド素人が!
 客:え~、、。
 ワ:も、申し訳ありません(震え声)
 客:ま、まぁまぁ。xxさんも反省している事だし、ここは私に免じて、ね。
   1週間でc工場に納品してくれれば何とかなりますから。
 A:ありがとうございます。

 この時はこの「パワハラ漫才」で乗り切ったが、ライバル社の情報を「ボケ突っ込み漫才」で入手したこともあった。高齢新人という立場にも使い道はある。一回切りの裏技だけどね





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