キャリアパスに限界はない

[仕事の繰言] 夢と勇気

 メンテナンス会社で扱っていた装置はアメリカ製で、問題発生時にはアメリカからエンジニアを派遣してもらう事があった。J氏はそんな事情で来日し、二週間近く一緒だったのでプライベートな話もするようになり、いろいろ写真を見せてもらった。 
  「これ、昔の俺さ。この時はアイススケートをやってたんだ」 
  「スピード競技?」
  「いや、アイスショーだよ。昔はプロのショースケーターで、全米を回ったよ。
   ペアの相手が今のワイフさ」
は、はいっ?

 自宅の写真がそりゃもう大邸宅で、小さなスケートリンクまである。あの自宅からすると「プロで落ちぶれて止むを得ず」の転職では無さそう。ご家族とも上手くいってるみたいだし、ライフワークバランスを目指した転身だったのだろうと想像する。だが、まさか「プロスケーター」から「産業機械のエンジニア」にキャリアチェンジできるなど、ワタシには想像も出来なかった

 話は変わるが、以前「SE」から「民俗学の准教授」へと全く違う分野への転身を成功させたH氏にお話を伺った事がある。彼女はワタシが最初に就職した会社のほぼ同年代入社組で、おそらく当時の社内人事事情は(事業部は全然違うが)似たようなモノだったはず。だが、へなちょこなワタシが社内で無思考奴隷化していた同時期に、彼女は「海外へのシステム売り込みには、その土地土地の文化理解が絶対に必要です!」と上司に掛け合った。そして飛び立ち、キャリアを変えた。

 転身の成功には「高い能力」が必要なのはもちろんだが、その前に先ず「飛び出す勇気」が要る。ワタシには無かった「本当の夢」が二人には有り、だからこそ勇気が出せた。そのような人々のキャリアパスに限界はないのだろう

 もしアナタが社内で長年燻っているなら、それはアナタに「夢」が無い証拠だ。文句を言わずに、さあ働け。でもせめて定時で帰ろうね。社内に夢は転がっていないよ、それは夢無きワタシが保証する

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