と、個人的には思います

[日々の繰言] ま、いいか

 もう30年以上前、インターネット以前のパソコン通信フォーラムでの話だが、少しひねった冗談を真に受けた相手が怒り出し、周りから「あれは明らかに冗談だよ、わからないか?」と言われて「冗談なら冗談と最初に断ってから言えよ!」と火に油状態(炎上?)になった。いつの時代にも「文字通り」にしか理解の利かない人はいるもので、特に対面で会話していない相手には要注意だった。その時は「『いまから冗談カマします!』と言わないと冗談も言えないのか」とネットの残念さを感じたが、今は別の意味で更に冗談が通じない世界になっているのが、社会の進化なのか退化なのか判断に困る。

 ちょっと前にXで「今は『無言の帰宅』という紋切型表現が通じない」という話題があった様だ。「(長期行方不明者の)無言の帰宅」をそのままストレートに「(長く家出してたのに)帰ってきても何も言わないのはヒドイよねぇ」と解釈したらしい。この件に関しては30年前とは違い、ワタシは素直に感心した。なかなか新鮮な感覚だ。これは「若者の非常識」というよりも、活字メディアの凋落が見事に露呈したと見るほうが健全だと思う。紋切型表現は(たぶん限られた紙面から要求された圧縮表現だったのだろうが)雑誌や新聞で以前は良く使われていた。今のネットには「文字数制限」は無きに等しく、書きたいだけ書けるから紋切型表現は不要になったのだろう。今さら使う方がどうかしている

 さらに言えば、新しい紋切型表現の方に興味がある。下の様なネット紋切型を読むと昭和のジジイとしてはウズウズするのだが、突っ込み方がわからないので大人しくしています。

『よき。このような写真は尊みが深い。でもこのキャプションはいかがなものか、と個人的には思います。もっとデカめのナラティブで丁寧に自分事化すれば神対応なのに、と思う自分がいる。あくまで、私見、です、が。知らんけど(笑)』

ああっ、モラモラする。

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