「若い人」って、ワタシ53歳ですけど
あぁ、村の青年団
今年の引退までの直近15年間、大半の期間を「個人事業主」として仕事してきた。ある時点で個人事業主を選んだのは、「これから数社を渡り歩くことになる(そのような時代だろう)」という漠然とした予感があり、履歴・職歴を汚さないための苦肉の策だった。短期転職は「就職」では不利な条件になるが、「個人事業主としてこれだけのクライアントがいました!」と主張すれば見え方も変わってくる。実際、後々の面会ではこの言い訳が通用した。収入の面では就職よりも大幅に減るが、いろいろな仕事を経験できる可能性は増える。当時のこの判断は正しかったと今も思っているし、ともかく経験を優先するのであればこれも一つの方法だろう。
とはいえ仕事がホイホイ来るほど、ワタシに飛びぬけた能力やらツテやらがある訳もない。過去に契約してくれた会社に泣きを入れて仕事を貰い何とか凌いで来たのだが、ある時(仕事は貰えなかったが)半導体OBがやっている財団を紹介された。ワタシにも半導体企業での経験が曲がりなりにもあるので売込んだところ、セミナー・ワーキンググループのサポートメンバーになれた。そのグループでの打ち合わせでの事。ワタシが議事録を打ち込んでいたのだが、議事終了時にプロジェクタで議事録を写して「ざっとご一読ください。これで問題なければ皆さんにこの場でメールします」と日頃の調子で言ったところ、グループ長から「流石に若い人は仕事が早いね!」と妙に感心されてしまった。「若い人」?なにせOBの集まりなのでグループメンバーも60歳70歳台のジジイ軍団だ。まさか53歳で「若い人」と言われる日が来るとは思ってもみませんでしたよ。まるで「村の青年団がみな50歳代」の過疎な田舎にいるみたい。困ったねぇ、半導体業界さん。
だが同時に、「年齢差も武器になる」と気づいたのもこの時だった。「相対差」があれば平凡なスキルも非凡に見える。当たり前と言えば当たり前だが、有用な気づきだった。 [この話題、次回に続く。と思う]
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