エンジニアに戻りたい

[仕事の繰言] 営業は才能だ!

 初めての転職先が台湾企業の営業職だった。それまでは技術者だったから大いなる転身だが、辞める直前は海外ベンチャーや外注先への技術営業(モドキ)たっだので、全くの素人と言うわけではない、とその時は思っていた。だが数か月働いて、技術営業とガチ営業ではその質が違う事がわかった。そもそも予算達成へのプレッシャーが桁違い。毎週台湾本社と電話会議があり、副社長から予算達成の可否で絞られる絞られる。(余談だが、英語だと怒られても気が楽なのはナゼだろう)。言い訳は許されないわ、リカバープランは即答を求められるわ、予算達成なら達成で「いままで怠けてたのか!」とイヤミを言われる始末。技術者時代に文句ばかり言ってしまった営業さん、今までごめんなさい、反省しました

 ガチ営業に必要な才能は「(良い意味の)いい加減さ」「人に対する興味」「フットワークの軽さ」だと思う。(トップ営業ともなれば「ブラックな能力」も必要だろうが、ワタシにゃコメントできません)。この3つは「社長になってよい人間」の特性の一部でもあり、世に営業出身の社長が多いのも当然だと思う。悲しいかな、技術屋は前2つの能力を持っていない事が多い(少なくとも自分はそうだった)。だから、一昔前によくあった「技術者を営業に振り向ける」は最悪のリストラ策だ。何とか強運だけで営業成果を上げて首がつながっていたワタシだが、それでも本性に合わない仕事を続けていると、病む。営業職3社目で「こりゃ持たん」とギブアップ。心底「技術者に戻りたい」と願ったが、最後の仕事で技術界隈に戻れたのは幸いだった。

 以前「エンジニアはエンジニアとして生まれる」というコラムを書いたが、営業もまた然り。そのモノゴトを病むことなく永続的に続けられる、その人の持って生まれた本性が才能なのだろう。だが、その「本性」も実際に経験してみなければ確認できない。最後は「やってみなはれ」に戻るんだよなぁ、結局


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