塞翁が馬3(まだ連載中っ[((^_-)-☆])
[仕事の繰言] 一匹オオカミの群れ
ワタシの部門だけではなくどこの部門も考えは同じ。トップの指示は「その部門で一番出来るヤツを出せ」だった様だが、そんな指示には面従腹背が大企業のオキテだ。「こいつが最高です」といったそれらしい推薦状を部門の変わり者に付けて、実態は「バカを厄介払いできてラッキーだねっ!」。そもそもその「新規事業」の立ち上げを主導した事業部長のV氏自身がとんでもない変わり者で、彼が以前所属していた事業部の異端児だったらしい。結果として、その「新規事業」部門には「書面上は高評価」の奇人変人が大集合してしまった。
「変わり者」というのは良かれ悪しかれ「自由人」の気質を持っている。良く言えば「独立独歩」、悪く言えば「傍若無人」である。しかもV事業部長が「最高に変わり者」だから、もう「一匹オオカミの群れ」の放牧状態。数回の会合を経て、鬱状態で軟弱なワタシにはとても耐えられない事を悟った。「どうやって断ろうか」と考えたが、元の職場のQ部長が許すわけがない。完全に進退窮まったある日の会合で、V事業部長が「来週全員でシリコンバレーに行ってキックオフするぞ。各部門で何ができるかのプレゼンを作っておけ。パスポートが切れてる奴はクビだ!以上」と宣言した。慌てたワタシが「プレゼン内容をT統括部(ワタシの居た事業部)で検証しないと実行の責任が持てません。来週は無理です」、V氏「T統括部ぅ?あんな連中は何も出来ない。オマエの考えた内容で行け。T統括部に相談なんか許さん」。
それから一週間は地獄だった。「米国出張の前に作っとけ」というQ部長の資料を作り・作り直し・作り・作り直しの無限ループ(今思えばあれは嫌がらせだったな)。肝心の新規事業プレゼンを作る暇がない。結局、シリコンバレーに向かう飛行機の中で徹夜ででっち上げるのが精いっぱい。あれよあれよという間にアメリカへ拉致され、めでたくF事業部が発足した。(つづく)
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