塞翁が馬5(ねばって連載中っ[((≧▽≦)])

[仕事の繰言] 主導権を握る

 依然としてQ部長からの(嫌がらせ的な)書類仕事は続いていた。ワタシの場合、新規事業の実行には古巣のT統括部の協力が必要で、その為にはQ部長を無視するわけにはいかない。簡単に言えば、どうやってご機嫌を取るか。そこが問題だ。

 Q部長から回ってくる書類仕事は重要度の低い典型的なブルシットジョブで、主に経営者層に回覧してそのまま消えていくような書類だ、誰だってやりたくはない。どうしても新規事業立ち上げが優先するので、Q部長にはそれが面白くない事は解っていた。そこでQ部長の仕事の優先順位を(見かけは)上げる事にした。ただし言われてから処理していたのでは時間がいくらあっても足りないので、ここは攻めで行く。「この前の書類修正が完了しました。この内容だと次がありそうですね、用意しておきましょうか」「依頼された内容に付属資料を付けときました」「プランBは要りませんかね」「明日フライトなので飛行機の中で処理する時間がありそうです、追加で何かありませんか」。最初は「余計なお世話だ」的なQ部長の態度だったが、数回繰り返したら味を占めたらしい。あれくれ、これを作れ、ネタをよこせ。Q部長の上司から指示が降ってくる前に、彼自身が資料を要求し始めた。おかげで無駄な資料作成量が倍になってしまったが、スケジュールの主導権を半分こちらが握ることになるので気分は楽だご機嫌取りも「やらされる」のと「やる」のでは雲泥の差だ

 相変わらずQ部長の書類仕事は続いたが、半年もするとだんだんと意味のある書類が回ってくるようになった。まったくの類推だが、Q部長自身が上司に対して提案的な持ちかけをする様になったのではないだろうか。ある日の事、某社社長に対してQ部長がプレゼンを行う事になったらしい。事務所に帰ってくるなり、「おい、知恵袋。相談がある」。そう言ってワタシを見た。

 ワタシは内心で苦笑いしたが、周りはビックリしたらしい。一体、何が起こったんだ、つづく

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