塞翁が馬7(ついに完結っ[(m(__)m])
[仕事の繰言] 塞翁が馬
3年前には想像もしていなかった、ワタシがまさかパワハラで鬱になりかけるとは。そして闇雲に足掻いた挙句、その鬱の原因となった人物の首根っこを押さえる事になるとは。その後Q部長はかの専務の覚えめでたく昇進し、1年後に無事定年退職して専務の口利きで子会社に栄転したが、まさかたった半年で辞めるとは。でもそりゃそうさ、あちらにはワタシがいないもんね。自分の昇進のために人を奴隷扱いし、思うままに便利に使い潰すパワハラ上司は勘違いで自滅した。
F事業部での仕事は3年続いた。結果的に華々しい成功は出来なかったが、事業展開が社内で脚光を浴び、いよいよ各部署の(本当の)花形が参入してきた。そうなると一匹オオカミは煙たがられる。一緒に動いていた仲間と共にワタシもやんわりと排除され、元のT統括部に戻された。(でも、それで良かったのだろう。最終的に会社は別会社と合弁し社名も変わったが、ビジネスのやり方は「逆F事業部方式」にシフトして、今も生き残っている様だ)。
軟弱で主体性の無いワタシが、信じられない幾多の幸運を得て「自由」の匂いを嗅いだ。一度「ヒリつく自由」を体験したら忘れられるものではない。確かに新ビジネスは上手く行ったとは言い難かったし、自分の名前が社外で売れたという訳でもない。だがもう「自由」の無い組織で働くことが出来なくなってしまったワタシは、その3年後、リストラを機に退職する。次の仕事のアテも無いのに「自由」を求めて飛び出し15年間彷徨った。「大企業を飛び出して成功だったか」と問われれば「成功ではなかった」と答えるだろう。収入は激減し、生活は不安定で家族は心細い思いをしただろう。決して「成功」ではない、だが「必要」な経験だった。自由となった凡人は「辛く、苦しい」、だけど「それでも死にはしないさ」と納得するために必要な経験だったと思う。そしてその切っ掛けとなったのが、この長いお話の発端のエピソード。
うん、自分の選択が「成功だったのか失敗だったのか」悩むだけ無駄。人生の結論は死ぬまで暫定さ。さぁ、今日はなにしようか。(完)
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